「子どものイヤイヤ期が始まったかもしれない」「子どものイヤイヤ期に困っている」とお悩みのかたはいらっしゃいますか?
筆者の息子も1歳4カ月過ぎたあたりからある日突然イヤイヤ期がスタートしました。
何も言っても、何をしても、「イヤ!」と言われるのは本当にしんどいですよね。
筆者はワーキングマザーであり、お迎えから寝かしつけまでの時間に戦いが始まることが多いのですが、息子が泣き叫び、ご飯も食べずにいるときは途方に暮れてしまうときがあります。
今回は「イヤイヤ期の対処の仕方がわからない」筆者が、住んでいる地区の子育て相談室へ駆け込み保健師さんにお話しを聞いてもらいアドバイスをもらった内容をまとめました。
筆者と同じようにイヤイヤ期でお悩みのかたの参考になれば嬉しいです。
イヤイヤ期はいつから始まるの?
そもそもイヤイヤ期とはその言葉通り、何に対しても「イヤ」と言われてしまう時期のことを言います。
早いと0歳6カ月前後からイヤイヤ期が始まることもあるようです。
筆者の息子の場合は1歳4カ月からスタートしました。現在は1歳6カ月です。
保健師さんより「一般的には2歳~3歳がピークと言われていますよ」とのことですが、先が思いやられる!という気持ちです。。。
もちろん個人差があることなので一概に言うことはできませんね。
1歳半イヤイヤ期の対処法は?保健師さんから聞いたアドバイスを紹介!
結論として、保健師さんからのアドバイスはこちらです。
- 1歳半は人間ではなく動物と思おう
- イヤイヤ期はめでたい
- 愛で受け止めてあげることとアイコンタクト
- ママとパパがいかに楽をするか
- 育児はほどほどに
以上の5点です。
保健師さんからもらったアドバイスを一つずつ解説していきます。
1歳半は人間ではなく動物と思おう
人間は唯一、言葉を話せる動物です。筆者は1歳半の子どもに対しても、つい言葉を伝えてわかってもらうことを求めてしまっていました。
以下、右側女性は保健師さんです。
1歳半の子どもは当たり前ですが生まれてからまだ1年半しか経っていません。人間というよりは動物と思ってください。
ど、動物ですか?
はい。動物です。動物は本能で行動しています。1歳半も同じです。人間ではなく動物と思って接しようと思うだけでも気持ちが違うはずです。
なるほど~
3歳とオラウータンだとどちらの知能が上だと思いますか?
質問してる時点でだいたいわかると思いますが、オラウータンの知能はだいたい5歳くらいなんですよ〜!
筆者は動物だと思うようにしてから少し気持ちが楽になっています。
そしてオラウータンは人間のように言葉は話せなくても、頭が良いのですね。
イヤイヤ期はめでたい
イヤイヤ期が始めるとお祝いをする国もあるんですよ〜
確かに生まれたときに比べたら、全く何もできない赤ちゃんだったのに「イヤ」と言えるほど成長したということですよね。
この言葉にはっとしました。
一年前はまだお座りもできず飛行機の体勢をよくしていたことも思い出し、成長をしみじみ感じました。
愛で受け止めてあげることとアイコンタクト
どんな態度を取られても愛で受け止めてあげてください
筆者の場合、息子は保育園に通っています。
もしかしたら保育園では親が思っている以上に頑張っているかもしれません。
保育園のお友達がいたり、先生たちのおかげで頑張れているのかもしれません。
例えば、使いたいおもちゃがあったけど、お友達に譲ったよとか、保育園で転んでいたかったけど、頑張ってひとりで立ち上がったなど、親が仕事をしている間に息子は息子なりにいろんな感情が沸いたのかもしれません。
まだお話しができないから、保育園であったこともママにお話しができないため、泣くことで表現してる可能性もあります。
どんなに泣いても全力で受け止めてあげてください。
そして「どんなことがあってもあなたの味方よ」
あなたがどんなことをしても受け止めるよと抱きしめてあげてください。
抱きしめて受け入れることで、子どもの自己肯定感が育つとのことです。
確かに、泣かれてしまう状況で、どうしたらよいのだろうと自分のことしか考えられていなかったかもしれない...反省。
求められたときはもちろん、抱っこしたり抱きしめたりする回数を増やそうを思いました。現在はかなり意識をして接しています。
しかし、癇癪になってしまうと、抱っこを拒否するのでその場合は近くから見つめて様子を見るようにしています。
またアイコンタクトも重要です。
アイコンタクトは大切はコミュニケーションなので、たくさんアイコンタクトをするようにしてください。
信頼関係に構築にもなります。
アイコンタクトはするようにしているつもりでしたが、夜はばたばたしていて、なかなかアイコンタクトの回数が少なかったかもと思い、アドバイスを聞いた直後からもっと意識してアイコンタクトをするようになりました。
ママとパパがいかに楽をするか
ママとパパの負担を減らすことを優先しましょう。少しでも、気持ちが楽になるようにしていきましょう。
ご家庭ごとにどこで手を抜けるか考えましょうとのことでした。
筆者はパパとママのご飯は毎日は作らないことと、ベビーフードや生協に全力で頼ることを心がけることにしました。
例えば夜ご飯はベビーフードに全力で頼ることや、ママとパパのご飯を簡単なもので済ませることなどです。
とはいえ、以前からすべてこなしていたわけではないので、あまり変わらないこともあります。笑
育児はほどほどに
育児のほどほどは何割だと思いますか?
ほどほど。。。7割くらいでしょうか?
皆さんはほどほどの育児とはどのくらいの割合と思われましたでしょうか?
ほどほどの正解は3割です!
だいたいのかたが6割や7割と答えることが多いです。
保健師さんからは、「日々、頑張りすぎたら育児は続きません。3割のほどほどにを心がけてみてください」とアドバイスをいただきました。
筆者は思い通りにいかないことがあると「もういやだ」と思いがちです。
しかし、育児は日々、思い通りにいかないことだらけです。
完璧に掃除ができていなくても、おもちゃの片付けがすべて終わっていなくても、洗い物がそのままでも、「まあいいか」と思えるようにしていきます。
5つのアドバイス以外に教えてもらったアドバイス番外編
ここで5つ以外のアドバイスを番外編としてまとめました。
筆者の息子の悩みです。
保育園から自宅に帰宅するまでにお腹が減って泣く
筆者の息子の保育園のお迎え時間は17:30なのですが、自宅に帰るまでの車で約10分ほどの距離が耐えられないようで、ギャン泣きします。今は、お菓子やパンをあげたりしてしまっていました。
結論として、「歯固めクッキーや子ども用のするめで対応するのはどうか」ということでした。
子ども用のするめは周りには販売されていなく、歯固めクッキーを購入してみました。
しかし息子は噛めてしまい、失敗。歯固めクッキーの意味がなくなってしまったので中止です。
夕飯の一部ということで、お菓子ではなく干し芋やパンをあげることで落ち着いています。
落ち着いて座ってごはんを食べてくれない
息子はイヤイヤ期が始まってからハイチェアーに座らせようとすると泣くようになり、ヒップシートで抱っこしながら、ご飯を食べさせたりしました。
結論として、「土日など時間に余裕があるときに、息子の前でパパとママでご飯を食べて褒めあって見るのはどうか」ということでした。
「パパはお椅子に座って落ち着いてご飯食べられていてすごいなー」「ママは大きなお口でもぐもぐご飯食べていてえらいねー」などで、息子の「まねっこしたい」気持ちに働きかけるようにしてみるようにとのことです。
時間がないときはもちろんやらなくて問題ないとのことでした。
夕飯を食べたあとお菓子を食べたいとアピールされる
息子はお菓子が置いてある場所をわかっているため、食べたいときは指をさして「ん」とアピールしてきます。
結論として、「お菓子関係は隠す。またはストックしない」
お菓子が置いてある場所まで行き、「見て見て、お菓子ないねー」と実際に確認してもらうといいでしょう。とのことでした。
「おもちゃや本などで気を紛らす」や「子どもが寝るまでしっかり相手をする」
息子に一人で遊んでもらっているときに、料理や洗い物をしてしまうことが多いのですが、ほどほどを肝に銘じ、家事を諦め、寝るまでは息子の相手をして、コミュニケーションを増やすことを心がけるようにしました。
泣く原因として考えられるもの
1歳半はちょうど時期的なもので、言葉もたくさんおぼえてきたりして脳をたくさん使っているのかもしれない。したがって、疲れちゃって泣いてる可能性もあるとのことでした。
確かに筆者の息子は最近、「わんわん」や「パパ」などを話すようになりました。
育児相談で教えてもらった絵本「いっさいはん」
保健師さんとお話ししたお時間は約40分ほどでした。
育児相談の最後に、「いっさいはん」という絵本をもってきてくださり、見せてもらいました。
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1歳半のお子さんがいる家庭の一部始終を切り取ったような場面が絵と言葉でたくさん載っている本でした。
「あーこれよくある!」「うちの息子もこれが好き」など共感しかない絵本でした。
保健師さんには「こうやって絵本になってしまうくらい、1歳半のお子さんの行動のあるあるがたくさんあるんですよ。」と教えていただきました。
ということは、「筆者と同じような悩みを持たれているかたはたくさんいるのだ」と思うこともできました。
1歳半イヤイヤ期の対処法 まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は筆者自身が、保健師さんに相談し、実際に聞いた1歳半のイヤイヤ期の対処法をまとめました。
筆者は毎日時間に追われ、思い通りにいかないことに焦りを感じていました。しかし、アドバイスを聞いてからは多少のことは気にせず、「息子との時間を少しでも大切にしよう」と思えるようになりました。
そして「どんなことでも受け入れる!」という覚悟ができました。
何より、話しを聞いてもらえたということ自体でずいぶん心が軽くなりました。
もしかしたら「あなたは頑張ってるよ」と誰かに言ってもらいたかったのかもしれません。
住んでいる自治体でサービスは異なるかと思いますが、もしお悩みのかたがいらっしゃいましたら、育児について相談できるところがあるか、区役所や市役所、保健センター等に問い合わせをすることをおすすめいたします。
1歳半のすべてのかたに当てはまる訳ではありませんが、もし少しでも似たような悩みをお持ちのかたの参考になれば幸いです。
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