出血が続く妊娠期間
妊娠25週目のことでした。
多めの出血があり救急受診し、そのまま入院となりました。
入院して6日目のお昼過ぎ。
落ち着いていたはずの出血が、再び「出た」感覚がありました。
少量ではなく、
「あれ?おかしいかもしれない」
と感じる量でした。
ナースコールを押す手は震えていて、
助産師さんはすぐに担当の先生に診てもらうよう手配してくださいました。
待っている間にも出血は続き、
ベッドのシーツにも赤い跡が広がっていきました。
心だけがどんどん不安の方へ転がっていきました。
※このブログを書いている私については、こちらの【自己紹介】にまとめています。
https://wa-mamanatsu.com/profile/
医師が2人でエコーを確認したとき

医師はエコーのモニターを見つめながら、
しばらく無言のままでした。
その沈黙が、1番怖かった。
しばらくすると、もう一人の医師も来て、
2人でモニターを確認しながら小声で何か話し合っていました。
しかし、その内容までは私には聞こえません。
その間にも、
「おかしい」と思うほどの量の出血が続いていました。
エコーの時間がとても長く感じる中、痛みはありませんでした。
そして医師が静かに言いました。
「胎盤剥離しています。子宮内に血腫が広がっています。
妊娠を続けるのは難しい状態です。」
頭では理解しているのに、
言葉が体の中に落ちるまで時間がかかりました。
「赤ちゃんは…?」
質問したいのに、声が出てきませんでした。
「緊急帝王切開します」と告げられた瞬間

担当医は続けました。
「このままではお母さんも赤ちゃんも危険です。
今すぐ緊急帝王切開で赤ちゃんを出します。」
その直後、周りのスタッフが一気に動き始めました。
- 「緊急カイザーの準備!」
- 「人集めて!」
- 「オペ室あけて!」
部屋の空気が一瞬で変わっていきました。
そして医師から、
「旦那さんに連絡してください」
と言われ、
私は震える手でスマホを操作し、夫に電話をかけました。
「出血がすごくて…これから緊急帝王切開だって…」
夫は仕事中にも関わらず電話に出てくれました。
すぐ担当の先生が電話を代わり、状況を説明しました。
「すぐに病院に来てください。ただ、待つことはできません。」
しかし、この日に限って夫は出張先におり、
病院まで2時間半かかる場所にいました。
その現実を聞いた瞬間、
抑えていた涙はあふれ、
声を出して泣いてしまいました。
手術室へ運ばれながら考えていたこと
エコーでは、赤ちゃんの心拍はしっかりしていました。
オペ室に移動中も心拍が確認できるよう、
モニターをつけたままベッドごと移動しました。
まだ26週0日。
まだ7月。
赤ちゃんは本当に大丈夫なんだろうか。
怖くて、震えて、
ただただ涙がこぼれるばかりでした。
オペ室で全身麻酔に入る瞬間
オペ室に着き、天井のライトが視界に入りました。
テレビで見るような光景でした。
よく見えないほど涙でぼやけていたけれど、
たくさんのスタッフが準備をしていました。
担当の先生からは、
「緊急なので全身麻酔で行います」と説明されました。
準備中、数人のスタッフさんが
「大丈夫ですからね」
と優しく声をかけてくれました。
最後に、女性スタッフの方が肩をトントンとしながら
同じ言葉をかけてくれた瞬間、
スッと意識が遠のいていきました。
赤ちゃんは864gでNICUにいる

気がつくと、手術は終わっていてベッドにいました。
横には夫がいて、すぐに声をかけてくれましたが、
顔を見た瞬間、私は再び泣いていました。
赤ちゃんについては、
NICUの先生が夫に詳しく説明してくれたようです。
(私は麻酔の影響で一緒に話を聞けませんでした)
赤ちゃんは864g。
呼吸を助ける機械が必要で、NICUでの治療が始まっていました。
私は不安と心配で胸がいっぱいでした。
すぐに実母へ電話をし、
長男の保育園迎えをお願いした記憶もあります。
手術当日は会いに行くことはできず、
不安なまま一夜を過ごしました。
夜は2〜3時間おきに助産師さんが来てくれましたが、
私は天井を見ることしかできませんでした。
あのときの私に伝えたい言葉
あの日の私に言ってあげたい。
早産や胎盤剥離は、誰のせいでもない。
あなたはできることを全部やっていた。
泣いていい。
泣けなくてもいい。
混乱して当たり前で、
不安で当たり前。
でも、当時はそう思えなくて、
私には時間が必要でした。
出産したことを人に言えず、
長男の送迎ではお腹を隠すような服を選び、
誰にも会いたくない時期もありました。
「本当ならまだ妊娠していたはずなのに…」
そんな気持ちもありました。
でも今なら思います。
そう思ってしまう自分も、責めなくていい。
無理に消す必要もない。
気持ちは波のように揺れて当たり前なんです。
同じ状況のママへ

もし今、
急な出血や診断で不安になっているママがいるなら。
あなたは一人じゃない。
手術の日も、NICUの毎日も、
あなたは十分に頑張っています。
休む日があってもいい。
泣く日があってもいい。
同じ状況の人とつながれることが、
どれだけ心強いか。
私は2025年にようやくそれに気づきました。
このブログでは、
NICUの過ごし方や心がしんどかった日のことも
少しずつ書いていきます。
あなたの気持ちが少しでも軽くなりますように。
※このブログを書いている私については、こちらの【自己紹介】にまとめています。
https://wa-mamanatsu.com/profile/

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